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あたしは急ぐ。 こんな、こんなはずじゃなかった。 ほんとならとっくに終わらせて、姉御のところに戻ってるはずだったのに。 ここはどこ? 辺りの景色はどこもかしこも見たようで、出口の無い無限回廊に迷い込んだような錯覚を感じる。 ない。ない。ここにもない。 お願い、あの角を曲がったら。 ……その先に続くのは同じように続く廊下。 軽く絶望で心が塗りつぶされそうになる。 止まっちゃ駄目だ。限界は近い、もうすぐ急げなくなるかもしれない。 なんとしてもその前に見つけなくちゃ。 心を奮い起こし、再びあたしは急ぎ始める。 ……トイレ、どこ………? ――五時間前、午前6時40分。 窓から差し込む日が眩しい。 小鳥のさえずりに引き寄せられて、あたしは現実に浮かんできた。 身体を起こして窓から見上げるとミロスの美しい空が見えた。 うん、今日もいい朝だ。 歩きながら腕を頭の上で組み、目一杯伸びをする。 若干身体を捻りながら背骨を鳴らすと、眠気が少し消え代わりに爽やかな気分が沸いてきた。 ドアをくぐる。 テーブルの向こう、あたしの向かいに光の反射で紫に見える黒髪の女の人が座っている。あたしの師匠だ。 テーブルの上には七人分の朝食。ちなみにその内容は 白いご飯。 味噌汁。 焼いたメザシ。 漬物が少々。 小鉢に納豆。 ……いまどきアイゼンでもなかなか見ない朝食ではなかろうか。 「って言うか、姉御料理できたんですね……」 「起きてくるなり開口一番それか」 あたしの口からつい漏れた本音を耳ざとく聞きつけた姉御が、味噌汁をすすりながら軽く睨んでくる。 「前から思っていたがそもそもお前は私をどんな風に見ているんだ。 昔からよくお手伝いをしてさっちゃんはいいお嫁さんになるわねと言われた私だぞ」 「へぇーへぇーへぇーへぇー」 「こいつ……」 「えー、だってギルマスもリーダーも姉御は料理が出来るなんていってませんでしたよ? 他に誰もいないときは自分で何か作れって」 「む……そうなのか?昔おままごとで泥団子を喰わせた事を根に持ってるんだろうか……」 「何やってんですか」 「まさか本当に食べるとは思わなかったんだ、大体食うほうも食うほうだろう」 「いや、そりゃそうですけど……」 「まあなんだ、もうこの話はいいだろう。……おはよう」 「……おはようございます」 「おはよう、今日もいい朝だね……」 テーブルについて朝食に取り掛かっていると、朝だと言うのにメイジ衣装フル装備の男の人がやってきた。 席に着き、肩まであるボサボサの青髪を手櫛しながらふああふ、とあくびをひとつ。 「ああおはよう、また徹夜したのか」 「うん……帳簿つけて届出の書類書いて内職やって新しい魔法の詠唱書いてたらいつのまにかこんな時間でさ……」 「あの、昨日もそんなこと言ってませんでしたっけ?ほんとに寝てます?」 「寝なきゃ人間生きていけないでしょー。少なくともおとといは……あれ?その前だっけ?えーとちょっと待ってね」 「食え。そしてさっさと寝ろ」 この人がうちのギルマスだ。 性格はなんというか、理知的で柔和ないい人なんだけど電波体質なのが玉にキズだ。 完璧な人間をやって尊敬されるよりも見下されてでもネタを仕込みたいという彼の美学は理解できない。 そんなギルマスだが放っておくとすぐ肉体の限界まで仕事や研究をやって過労で倒れるので注意が必要だ。 暇さえあれば本を読んでいるくせにギルドの誰より(ローグであるあたしより)目がいいという分からない人でもある。 「朝っぱらから寝てたら駄目人間でしょーが、まだ大丈夫だよ」 「お前は別ベクトルですでに駄目人間だ。いいから寝ろ」 姉御達が押し問答をしているうち、残りのメンバーが起き出してきた。 さっきまで朝の静けさに包まれていた食卓に、にぎやかさと活気が満ちてくる。 「味噌汁……懐かしい味だ」 あたしの右前方にいる丈夫そうなファイターの人がリーダー。 ギルマスがいるのに別にリーダーがいるのかと突っ込まれそうだが、あまり気にしないで欲しい。 しいて言うなら机仕事はギルマスが、畑仕事はリーダーが先導することが多いのでこういう呼び名になったみたい。 実直だけどギルド一物分りのいい人間の出来た人で、かついい感じにヘタレなのが何ともいえない。 苦手なものは爬虫類全般(何でこの人ハントマンになったんだろう)、特にワニが大嫌いらしい。 「懐かしいですか……私にはまだ良く分からない味ですね……」 その隣で味噌汁と格闘している女の人が副長。 ギルマスがいてリーダーがいてその上副長がいるのかと(以下省略)、 これはあだ名だ。眼鏡の真面目そうな冒険者がいいんちょと呼ばれていても変には思わないでしょ? ちなみに命名はあたし。リーダーについて歩く様子と、ナイトらしい生真面目な性格からなんとなくつけた。 正義感が強く、というか強すぎて若干空回り気味なところもあるけど自己反省を忘れないいい人だ。 「……」 あたしの正面でもくもくと漬物をつついているのが姫ちゃん。 正直この子のことはよくわからない。無口な子だ。 頭の上で耳が揺れているが実はこの子はルシェでは無い。つけ耳だ。 従ってこのギルドには一人もルシェがいないことになるが、ギルマスいわく別に雇用機会均等法に 喧嘩を売っているわけではなく単に出会いが無かったから……らしい。 あの耳はルシェの親友から送られたおそろいのもので、その親友はいまはこの世にいないらしい。 「どうしたの、箸が止まってるよ?食欲が無い?」 「あ、ううん。なんでもない」 そして、今あたしに話しかけてきた彼が……このギルドのヒーラーだ。 あたしより三つ年上の彼はその、まあ、なんというか、あたしの、いい人……っての? こんなあたしを女の子として見てくれる数少ない人で、大人しげだけどいざというときにはとても頼りになる。 初めて会ったときは単に童顔だなー、位にしか思わなかったけどこうして見るとなかなか……いい男だよね。 ……あー、おほん。 安全な場所で怪我した人を直すだけではなく脅威であるドラゴンを倒さなければならないと考えた彼は ハントマンになることを決意、ちょうど振り返った先でドラゴン退治について計画を立てていたあたしたちに 勢いで入団を希望して今に至る。 以上、これがうちのギルドのメンバー。 なかなかクセのある人達だけど、皆いい人なのはあたしが保障…… ……しまった。 すっかり紹介した気になっていたが、この人の事を最初に書くべきだった。 姉御に目を向ける。 寝乱れた長い黒髪で、メザシを口の端にくわえながら漬物に箸を伸ばす。 ……この人はこういうのが本当に絵になる人だ。 これが姉御。サムライだけど、さっき言ったとおりあたしの師匠。 そしてお世辞にも育ちの良くないあたしのお目付け役。 姉御と言う呼び名はこのギルドにお世話になることが決まったときびくびくしながら呼んだのが始まりだったが、 なんとなく定着して今でも基本的にこう呼んでいる。あとは気分でたまに師匠と呼ばせてもらっているが そういうときの姉御は口では『師匠と呼ぶなと言ったろう』とか言いながら何だかまんざらでもなさそうなので これからもたまに師匠と呼んでみようと思う。 居合と無手に鍛錬を欠かさず、普段大雑把に振舞ってはいても常にサムライの魂は忘れない。 そんな姉御が昔は斬馬系のサムライ崩れだったというから世の中はよくわからない。 カタナを扱う自己流の剣士として己が信じる道を往き、ブシドーだのなんだのを歯牙にもかけなかった姉御だが こっちに来て本物のサムライに出会いその教えに一転心酔、それまでのスタイルを捨て去って 名前まで変えたというんだから本当に極端な人だ。よっぽどどこか感銘を受けるところでもあったんだろう。 と、あたしの視線に気付いたのか、箸を咥えた姉御がこちらへ視線を送り返してくる。 「……なんだ?私の顔に何か……ご飯粒か?」 「すいません、なんでもないです」 ぺたぺたと頬をさわる姉御に首を振って否定する。 そうか、と食事を再開しようとした姉御はふと何か思い出したように持ち物を探り始めた。 「……そういえば福引で劇のペアチケットをもらったんだが……お前、一緒に来るか?」 ―――――――――――――――――――――――――― ああ、できない、私にはできない。 たとえ永久に手に入らないのだとしても、 この手でこの方に血を流させるなんて。 それならばいっそ、……私は、泡となって消えてしまおう…………… 「……っ……うぅ………」 「まだだ、エンディングまで泣くんじゃない」 そういう姉御の目には既に今にも溢れそうなほどの涙が揺れている。 あたしたちは文化ホールの一席に座り、遠い昔に書かれたというおとぎ話をモチーフにした劇を観賞していた。 「そんなこと言ったって……あ、姉御こそもう限界じゃないですか……」 「ば、馬鹿……目にゴミが入っただけだ」 「それならあたしだって、せっかくの、ペアチケットなのにっ、あたししか誘う人がいない姉御の不憫さを……」 みしっ。 「……痛い、超痛い」 「この、馬鹿………うう……」 「えうう………」 あたしも姉御も結局のところ、エンディングまで耐えることは出来なかった。 「副長もチケット持ってるみたいなこと言ってたけど見えませんね」 「午後から来るのかもしれないな」 「うー……それにしても久々に心から泣いた」 「やっぱ古くてもいいものはいいんだな……」 演劇終了後、あたし達は喫茶ルームでお茶にしていた。 国風に合った美しさで知られるミロスの劇場は、副長も一度来てみたいと言っていた話題のスポットだ。 しばらく無言で心と身体を温めなおした後、気分を変えるために話題をシフトしてみる。 「それにしても姉御、ほんとに誰か他に誘う人いなかったんですか?いやあたしは連れて来てもらってよかったけど」 「お前もしつこい奴だな……おらんと言ってるだろう。ほっといてくれ」 「だって……姉御24だよね?あと六年って長いようで短いですよー、姉御は婚活とかしなくていいんですか」 「……」 「……」 「……コンカツ………………あ、油揚げに衣を着けて揚げなおしたものとかか?」 ――駄目だこりゃ。 「……はぁ」 「え?違うのか?……え、えと、まさか本当に狐を揚げたりしないよな……? ちょ、ちょっと待て。じゃあ、ええと……」 「や、もういいです。姉御はつくづく恋愛に縁が無いってことだけ分かりました」 「なっ!?」 一瞬呆気に取られる姉御だが、やがて眉間に険悪な色が浮かんでくる。 「……って、何だと?お前最近ずいぶん態度がでかくなったんじゃないか……」 しかし悲しいかな、泣きはらした目のせいでご機嫌斜めの子供が頬を膨らましてるようにしか見えないんだよね。 はっきりいって怖くない。全然怖くない。 「だってそーじゃないですか。こちとら彼氏持ちですよ?そーゆー相手は普通外すか もしくはこれをやるから二人で行ってこい、ってのが大人の対応ってもんでしょ」 「ぐ……」 姉御がごにょごにょと詰まる。だって私だって見たかったし、とか言ってるみたいだ。 あのおっかなかった姉御に競り勝っていると言うささやかな優越感に浸っていると、姉御が話題を切り替えにかかった。 「……お前が誰と交際しようと勝手だがな、むしろもうちょっと慎めんのか? 仲良くするのはいいがそれにしたって恋人ができるなり暇さえあれば四六時中べたべたと……」 「なんですかそれ。ちゃんと戦う練習だってしてるじゃないですか、ダガーフェティシュだってレベル5まであげたし」 「あぁっ……、そういう問題じゃなくてな、……色ボケは少し控えろといってるんだ」 むっ。 色ボケとは言ってくれるじゃない。 あたしにあの虐待のような訓練を毎日受けさせた人の言うことだろうか。 ちなみに前回がソードマスタリー編とすると、今回はダガーフェティシュ編だ。 そりゃ最初の頃こそ 「握りが甘い、それだとすぐに吹っ飛ばされるぞ」 「はい」 「リラックスして構えることとゆるく構えることは違う、忘れるな」 「はい!」 「左旋回したときに半身が解けてるぞ!いかなるときも付け入る隙を与えるな!」 「はいっ!」 みたいなまともな訓練だった。 それがどうだ、最後にはまたもや置き去りで、しかも今度はまだフロワロの残っている洞窟だ。 フロワロが残っているということは当然『奴ら』がいるわけで…… 他にも色々ひどい目にあって、今日やっと休日なのだ。 ちなみに明日からは姉御と一対一の実践訓練、姉御から一本取れるまで続くらしい。 冗談じゃない、構えを取らず純粋な接近戦だけなら短剣が勝つのが当たり前だと姉御はいうが、 そんなこと絶対にありえないのは空を飛ぶ猫がいないくらい明らかだ。 とまあそんな訓練をサボりもせずやってきて色ボケとはあんまりだと思うんだよね。 あたしの口から棘を含んだ言葉が飛ぶ。 「色ボケって何ですか、あたしが今までやらなきゃいけないことすっぽかして遊んでたことありますか? 別に姉御が目に毒だっていうなら控えますけど何もそんな言い方しなくたって」 「だからそうじゃなく……いや確かにそういう意味でもあるんだが……」 「……」 「……」 「……」 「………夜」 「夜?」 「……夜、お前の部屋から声が聞こえてくる」 「……」 「……」 えーと、それって。 「――――――――――――!!?!??!?!!!?? な、な、な、なんっ………」 「それもアホのように毎夜毎夜。昨日だって寝ようとしたら……」 「ちょ、ちょっと待ってよ!?昨日は普通に寝ましたって!だって火曜と金曜はお休みにしようって……」 「……」 「……」 「あ、そ、そうか、悪かった」 「い、いや分かってくれればいいですけど」 「……」 「……」 「……え、週二日以外は毎晩?」 ……………………。 …… じ…… 自爆したーーーーーーー!? っていうか彼との夜の生活を曜日まで!? 羞恥と極限の混乱に陥りながらも、 あたしの耳は姉御の「なんだ、やっぱり色ボケじゃないか」と言うセリフを聞き逃さなかった。 くうぅっ。 恥ずかしい。消えてしまいたい!セクハラだ!……ええい、これも全部姉御のせいだっ!! あたしの心に理不尽な復習の炎が灯る。 心の奥からこみ上げるヤケクソ気味の羞恥に突き動かされ、あたしは報復の刃を抜いた。 「あ、姉御だって人の事いえないじゃないですか!? 昨日の晩、壁の向こうから一人で慰めてる声を聞かされてなかなか寝付けませんでしたよ! ……き、聞きたくなかったけど聞いちゃったんですからね!?」 「……」 「……」 「……………ええと」 え、何この反応。そんなナチュラルに困惑した顔をされても…… 「昨日から、私の部屋は一階に移ったんだが」 「え」 そうなの?とするとあの声は…… かちゃん。 音のしたほうに顔を向ける。 あ、いつの間に来たんですか副長。 どこにも見ないと思ったがやっぱり来たらしい。 建物自体のおしゃれさと劇場への期待で興奮しているみたい。 スプーンを取り落としたことにも気付かない様子で、緑色の髪と見事なクリスマスカラーのコントラストを作るほど 顔を 真っ赤に ……………………。 …… ご…… 誤爆したーーーーーーー!? 「いやあの」 「すっ……… ………すいませ……………………!!!」 誤魔化そうとする間もなく副長は泣きそうになりながら逃げ出した。 そのまま逃げていくかと思いきや、空気の読めないレジ員に止められて半泣きでお金を支払っている。 後に残された気まずい沈黙の中、あたしも冷静さを取り戻してきた。 「……お前、あれは」 「スイマセンでした、ほんとスイマセンでした」 「いや別に悪気が無いのは分かってるんだが……」 「うぅ、悪いことしたなぁ。姉御もなんかすいませんでした」 「あ、まあ、気にするな」 大きな犠牲を(副長が)払いながらもなんとなく和解する。 何か話す雰囲気でもなくなり、あたし達はしばらく無言でお茶をすすった。 …… しばらくして、下腹部に誰もが知るあの感覚が走る。 外に比べてここは石造りの大きな建物で気温は低いし、身体を冷やしたかな? 「すいません、トイレ行って来ていいですか」 「ああ、そこをまっすぐ行って突き当たりを右だ。しばらく行くと分かるはずだ」 「はい」 そうしてあたしは喫茶コーナーを離れ、トイレを探すために歩き出した。 「あ、右じゃなく左だったか……まあ案内も出てるしすぐ気付くだろ」 ―――――――――――――――――――――――――― ――現在、12時05分。 あたしは急ぐ。 なんだってこんな事になったんだろう。 まだまだ大丈夫だと思って迷子の親を捜してあげたのが間違いだったのか。 ううん、あれを間違いと言うほど不人情な人間ではないつもりだ。だけど、そのツケは今確実に来ている。 あたしが別のところに気を取られて気付かないでいるうちにそれはいつのまにか差し迫ったところまで来ていた。 意識した瞬間、時間経過で増大したそれはあたしから全ての余裕を奪う。 焦ってあたしは元の場所へ…… ……あたしは、自分のいる場所が分からなくなっていた。 そんなわけであたしは今、下腹部を刺す感覚に耐えながらトイレを探してこの広い建物をさまよっている。 一歩歩くごとに、着実に大きくなるその感覚。 おかしい。トイレはどこ?この西館どこかにはあるはずなのに…… ふと目を向けた先に、所狭しとプリントや張り紙が貼られている掲示板を見つける。 今も職員らしき女の子が脚立に上って新しい張り紙をしている最中だ。 もしかしたら館内の地図が載っているかもしれない。 そう判断したあたしは、その掲示板へと近寄っていった。 「遅いな………何やってるんだ?……何だか私もトイレに行きたくなってきたぞ……」 掲示板に近寄っていくあたしの先で、女の子が作業を終えたようだった。 張り紙をしている間前のめりだった身体を戻し、屈めていた背をうーんと伸ばす。 あ、危ないよ? そんな不安定なところで身体を反らしたりしたら後ろにひっくり返っ………ちゃったああああぁぁぁ!! 「ひぁっ……!?」 女の子の悲鳴になりかけた声が耳に届く。 あたしは反射的にダッシュをかけ、脚立ごと倒れてくる女の子の下に走りこんだ。 オーライ、このくらいなら楽勝で間に合うって…… どさっ。ガッシャアアアン。 「………!!!」 はっきり言って、このときの自分をほめてあげたい。 尿意のことも忘れて本気でダッシュした上、これだ。 確かに落下位置にいくのは楽勝だった。 だけど、あたしには生憎落ちてくる女の子を受け止めて姿勢を崩さない程の腕力は無いのだ。 当然のことながら、姿勢の悪さも手伝ってあたしは女の子を受け止めたまま床にしりもちを突き…… ……女の子が、下腹部に落ちた。 もう一度言おう。はっきり言って、このときの自分をほめてあげたい。 膀胱が破裂するかと思うような衝撃に声も出さず悶えるあたしに、女の子がおずおずと声をかけてくる。 「あ、あの!すいません、大丈夫ですか!?……あ!あの、私が落っこちたせいで何か怪我を……」 「だ、大丈夫、平気……」 「そう……ですか……?」 「うん……あ、それより……聞いてもいい?トイレ、どこ……?」 「え?」 不幸中の幸いだ、この子にトイレまでの最短距離を教えてもらおう。 「えと……一番近いトイレは反対側……東館の二階にありますけど。案内、出てませんでした?」 「………え?」 …… ……… …………姉御ーーーーーーー!? ……そろそろ本当に限界だ。 あたしは気の遠くなるような距離を踏破し、東館までやってきていた。 気の遠くなる距離といっても百メートル足らず、普段のあたしなら10秒とちょっとで走り抜けられる距離だ。 だけどもはや走ることすら出来ないあたしにとってそれは無限とも思える距離だった。 辛うじて普通の歩き方に見せているが、見る人が見ればあたしの歩き方の不自然さに気付くだろう。 あと少し、あと少し…… …… ……見えた! 東館二階、職員も使う小トイレ。男女用それぞれ1つずつしかないそのトイレのくすんだ扉も、 今のあたしには天国の扉に見える。 洗面所に入ってすぐ右側、『女子用』のプレート。あたしはそのドアノブに手をかける。 長かった……間に合ってよかった。 やっと、やっと。 やっと……… がたん ……………え? ドアノブに付いた小窓。 そこから覗く色は。 ……『使用中』を示す、赤、だった。 ―――――――――――――――――― ざーーー。 未だ被害を抑えるために無限と思える時間を耐え忍ぶギリギリの感覚。 そしてそれでも間に合わずに一部を漏らしてしまった絶望。 その二つが入り混じって奇妙な温度になっているあたしの頭に、遠くで水の流れる音が聞こえる。 そして、ドアの開く音。 「……こんなところで何してるんだ?」 聞こえるはずの無い声が聞こえてあたしは顔を上げる。 ……姉御? ………。 ああ、そうか。 姉御が入ってたのか。 姉御が入ってたからあたしは、 「……っ!」 「うわっ!?」 だっ。 ばたん。 かちゃかちゃかちゃ…… ――――――しばらくお待ちください―――――― ざーーー。 醒めた頭であたしは昨日の訓練を思い出す。 「常に半身で……グリップは柔らかくしっかりと……」 習ったことを呟きながら身支度をする……下着はトイレットペーパーに包んで捨てる。 ズボンに隠してある簡易ナイフを取り出し、しっかりと握る。 「……」 そして、何かに導かれるように、もう一本をこれまで使わなかった左手に握った。 「……よし」 よし、これで、戦える。 「……」 そしてあたしは、 「……っ!!」 ドアを蹴り開けた。 「どうし……うわっ!?」 「うわああああぁぁぁぁん!!」 「ちょっ、おい、ちょっと待て!いきなりなんだ!?」 「うるさい、うるさい、うるさああぁいっ!!」 「待てって!何だ!?何で泣いてるんだ!?私が何か悪いことをしたか!?」 ああ、ごめんね姉御。 本当は分かってるの。 姉御のあれはほんのちょっとした間違いで、あんなでかでかとした案内に気付かなかったあたしの過失の方が ずっと大きいんだって事は。 でも、でもね、姉御の言うことを疑わなかったあたしの最後の希望を、 よりによって姉御が打ち砕くのはあんまりだと思うんだ。 なんかもう、自分でもどうにもならない。誰かにこの怒りをぶつけないとやってられないの。 ほんとにごめんね、でも今だけは言わせて。 「姉御なんて…………だいっきらいだああああぁぁぁぁ!!!」 余談だが、翌日からの修行は一対一をすっ飛ばして次のステップに入った。 → 駆け出しローグの日記 アイゼンにて ← 駆け出しローグの日記
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フリーズドラゴンストームドラゴンアースドラゴンブルードラゴンレッドドラゴンイエロードラゴンスカルドラゴンホーリードラゴン 進む ホーリードラゴン 3300000/3300000 竜 リジェネ BOSS 聖200 闇-100 ドロップ レアドロップ 聖なる魔石×1 レア盗み 800000 204 AP 3 カウンターでケアルガ使用(13万前後回復) 通常攻撃 物理 2回攻撃 ヘブンズドライブ 魔法 全体ダメージ 聖300以下 ホーリー 魔法 単体ダメージ 聖300以下 セイントビーム 全体ダメージ 聖300以下 こころないてんし 不明 無属性全体 現在HP-1固定ダメージ ホーリードラゴン撃破ボーナス! オートアビリティ「精神限界突破Lv+1」を得た! 竜剣*3 ホーリードラゴンのHPが107626回復した! -c- に 61961 のダメージを与えた。 物防値 3346 物耐+20%(ステ表記に無いので機能してるか不明なボス耐性10%) +プロテス -- (miku) 2010-01-27 02 10 19 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ちびキャラトーク(パターンA) ちびキャラトークのファイター1:ブーン/ローグ2:ユスタス/サムライ1:シシマル/ナイト1:アレスのトーク詳細。 1日目 「やあ! オレの名前は○○ つい先週 カザンにやってきたばかりなんだ よろしくな! 」(♪) 2日目 「カザンて でっかい町なんだな オレの故郷とは大違いだ! まだここに来て日が浅くてさ どこになにがあるかわからないんだ よかったら案内してくれないかな? 」 →YES 「ありがとう! じゃあまたヒマな時にでも 案内してくれよ。 」(♪) →NO 「いや、別に無理にとは言わないけど 残念だな… 」 3日目 「へー! カザンは宿屋もでっかいなあ。 オレの故郷にはさ 宿屋なんかなかったなあ。 今どんだけ田舎モンだ! とか思っただろ? 」 →YES 「はーはっは! でもそんなに訛りはないはずだぜ! 」(♪) →NO 「別に嘘をつかなくていいぜ。 思ったことを正直言ってくれよ。 」 4日目 「オレの故郷はさ ずーっと向こうの山の中にあって… 平和なところだったよ。 本当になんにもなくてなぁ… このまま平和が続くと思ってた。 でもある日、一匹の竜がやってきてな… あの日のことは、忘れられないぜ… 」(♪) 5日目 「その竜はなんとか追い払ったんだが 数日後 村外れでフロワロが発芽しちまってな 竜の体に種でもついてたんだろうな あとは最近よく聞く話の通りさ。 フロワロは瞬く間に広がり… その後、 もっと多く竜の大群が押し寄せてきた。 」(♪) 6日目 「竜の大群が押し寄せてきた時、 戦える奴は 村の人たちを逃がすのに必死で戦った。 なんとか被害は 最小限に食い止めたんだが、 フロワロの増殖は止められなくてな。 村はすぐにフロワロに沈んじまったよ。 」(♪) 7日目 「フロワロに沈んだ村はもう助からない。 生き残った村の皆は そのまま散り散りになっちまった。 自分の無力さを思い知った瞬間だったな。 」(♪) 8日目 「故郷に失ったオレたちは それぞれ散り散りバラバラに なっちまった。 オレは生き残ったダチと二人で ハントマンにでもなろうと ここカザンまでやってきたってわけさ。 」(♪) 9日目 「ダチとは良いコンビだと思うよ。 最近ようやく 二人で依頼をこなせるようになってきてさ、 ハントマン稼業が 楽しくなってきたところさ。 オレたち、結構才能あるのかもな。 」(♪) 10日目 「ここだけの話だけどさ、 あいつがオレのダチだってことに 誇りを感じてるんだ。 あいつの前じゃ 恥ずかしくて言えないけどな。 」(♪) 11日目 「すまない! オレのダチが大変なんだ! 今日は話をしてるヒマがない また今度な! 」(♪) 12日目 「…。 …オレの話を 聞いてくれないかな? 」 →YES 「実はずっと一緒に戦ってきた オレのダチが 冒険の最中に大怪我をして… このままじゃ… 」(♪) →NO 「そうか… まあ気が向いた時でいいさ… 」 13日目 「ヒーラーの先生が言ったんだ。 ダチの怪我を治すには、 東の山にある薬草を もってこなくちゃならないって。 けど オレ一人で あそこまで行ける自信がないんだ。 情けないよな… 」(♪) 14日目 「オレにもっと力があったらな… ただ、今のオレが薬草を取りにいったところで 怪我人が一人増えるだけだ。 ヒーラーの先生にそう言われちまったよ。 え? 薬草を取りに行くのを 手伝ってくれるって? 」 →YES 「本当かい! 助かったぜ! 」(♪) →NO 「そうか… まあ迷惑はかけられないしな。 」 15日目 「この間は 世話になったな。 おかげで薬草も手に入ったし 早速届けに行こうと思うんだ。 本当にあんたのおかげだ! あんたと知り合えて本当に良かった。 」(♪) 16日目 「あんたのおかげでダチは助かったよ。 しばらく養生すれば また戦いにも出られるってさ。 本当にありがとうな。 あんたと知り合えたことを 誇りに思うよ。 」(♪) 17日目 「やあ! また来てくれたのか。 ダチはもうハントマン稼業に復帰したよ。 これから一緒に冒険に行くんだ。 」(♪) 18日目 「お! あんたか この間の冒険は大成功だった。 依頼も一つ片付いたし まさに順風満帆! あんたには本当に感謝してるんだ。 いつか恩返しがしたいと思ってる。 嘘じゃないぜ。 」(♪) 19日目 「しかし倒しても倒しても 竜の奴ら、数が減らないな… 奴らを呼び寄せている元凶が 他にある気がするんだ… 」(♪) 20日目 「聞いたか? 遂にカザン所属のハントマンギルドが 一斉に立ち上がることになったんだ。 東の山の竜の巣に襲撃をかける! 竜たちを一網打尽にするんだ! 」(♪) 21日目 「今度の戦い、 オレも参加することにした。 危険なのはもちろん理解してるさ。 でもオレみたいに故郷を失う人を もうこれ以上見たくないんだ。 だからこの身なんて惜しくない… あんただって、わかるだろ? 」 →YES 「オレはこの身を捧げるぜ! ハントマンとして 竜を狩り尽くしてやるんだ! たとえ死んだって後悔なんてしないさ! 」 →NO 「オレのことを心配してくれてるのか。 …すまない。 こんなオレを心配してくれる人が まだまだいたんだな…。 」(ハート) 22日目 「この間はすまない。 一人で勝手に興奮しちまったみたいだ。 そうだよな。 簡単に死んでいい奴なんていない。 そうだよな… 」(ハート) 23日目 「なあ、あんた… いや…なんでもないんだ。 」(ハート) 24日目 「今度の戦いは半端なくヤバイ。 もう帰ってこれないかもしれない。 だからさ、オレなりに 色々考えたんだ… …もし良かったら明日… またここに来てくれないか? 」 →YES 「…照れくさいな。 明日、必ず来てくれよな。 来てくれるまで待ってるぜ! 」(ハート) →NO 「ま、まあ、そう、だよな… オレなんかに使ってる時間なんて、 ないよな…」 25日目(最終日) 「本当に来てくれたんだな。 っていうか、 本当にオレなんかでよかったのかな… 今更こんなこと言うのはヤボだな… さあ、目をつぶってくれ。 オレの大事なモノ… 受け取ってほしいんだ (パスワード表示) メモ、してくれたか? 」 →YES(ハートいっぱい) 「ありがとうな… オレ、あんたのこと忘れないよ。 まだあんたと いっぱい話さなきゃならないことが あるような気がするんだ。 だから… …。 とりあえず、いってくる! あんたも、元気でな! 」 →NO パスワード表示画面に戻る
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カザンの 兄想いの妹の兄×兄想いの妹。 正史とは違うもう一つのエンディングをイメージしてますが、ネタバレはないはず。 個人的にはハッピーエンドのつもりですけど、 見方によっては普通に鬱かもしれませんので注意してください。 いっそ世界なんて、なくなっちゃえばいい―― 私はかつて、そう思ったことがある。 ――と言ってもそれは遥か昔、まだ幼き日のことだ。 母親に叱られた。父親にげんこつを落とされた。 そんな他愛もない理由で、世界の終わりなんて大それたものを望んだあの日。 泣きながら家を飛び出しては途方に暮れ、夕方になると探しにきた兄に手をひかれて家路についた。 やがて少しずつ成長していくにつれて、私は当たり前のことを学んだ。 私がいくら自分勝手に望もうと、世界は終わりなんてしない。 それ以前に、「世界の終わり」を望むこと自体がなくなっていた。 厳しくも心の奥底では優しかった両親、いつも私を大切にしてくれる兄、 沢山の友達、楽しい毎日。 時々イヤなことはあったけれど―― それでもやっぱり、私にとって世界は輝いていたから。 なのに―― 私は、窓の外に視線を向けた。 視界に飛び込んでくるのは一面の花、花、花。 醜いかと言われるとそうではない。 むしろ、カラフルな原色に彩られたその花は、綺麗だと言ってもいいだろう。 だけど、すべてを飲み込むかのようにそこら一面に咲き誇るその姿は、今となってはどこまでも禍々しかった。 ”フロワロ”。 そう名づけられた、怪しい色彩を放つ破滅の花は、 一昨日よりも、昨日よりも、着実にその密度を増してきてるかのようだった。 もはやそれは、遠い国の御伽噺でも、遥か未来の話でも、一年後の話ですらなかった。 「世界の終わり」は、もはや目の前に迫っているのだ。 私は溜息をひとつつくと、カーテンをそっと閉めた。 この国、いや、この星のいたるところに、フロワロが咲き始めてもう三年以上が経つ。 街中でも時折見かけらるようになったその花は初めのうちこそ、 遠慮深げにひっそりと咲いているように私の目には映った。 次の日には大抵、誰かに駆除されてなくなってしまっていたけれど。 だから当時の私は、その花がそんなに悪いものだとは思えなかった。 それはきっと、私だけじゃない。 周囲の友達も、大人たちですらもみんなそうだったのだ。 結局のところ、何年後の破滅よりも明日の食事を心配しなくては、人は生きていけない。 この花が地上を覆い尽くす時、世界は滅びる―― なんてことを言われても、現実感がまるでなかった。 誰もが、うすぼんやりとしたぬるま湯のような淡い恐怖に侵されつつも、 心のどこかでは、「『誰か』が『なんとか』してくれるだろう」そう考えていたに違いない。 そして、その「誰か」は確かに現れた。 今は亡き大統領に見初められたというそのギルドは、三年間の沈黙ののち、 ――なんでも、フロワロの毒に侵され、眠っていたという話だ―― 世界各地のドラゴンを次々と倒し、フロワロを散らしていった。 かく言う私も、彼らにおおいに世話になった人間の一人だ。 彼らは、旅先で記憶を失い、音信不通になっていた私の兄を連れ戻してくれたのだ。 (この人たちならきっと、この世界も救ってくれる!) 私はそう信じた。 言葉にすると陳腐かもしれないけれど――彼らはまさしく、希望の光だったのだ。 やがて彼らは、決戦の地へと赴いた。 恐らくは、私のように平凡に生きてきた人間には知る余地もなく、 想像もつかないような、強大な相手の元へ。 私のかけた、「絶対に生きて帰ってきてね!」との言葉に 大きく頷いてくれた彼らの笑顔が、今でもこの目に焼きついて離れない。 そして彼らは――二度と戻ってこなかった。 彼らだけではない。 彼らの遅すぎる帰還を待てず、私でも名前を聞いたことのあるような有名ギルド、 「王者の剣」をはじめとして、無数のハントマンたちが彼の地に赴き、そのまま消息をたった。 たった一つのギルドの活躍で、一時期はほとんど地上から消滅しかけていたフロワロが、 再び蔓延して街中にまで我が物顔でのさばるようになるまでの間に、長い時間は必要としなかった。 そこでやっと、世界中の誰もがようやく気づいたのだ。 本当に世界は終わる、と。 それから後のことは正直、思い出したくもない。 恐怖と焦燥に狩られた人々は次々と暴徒と化した。 ドラゴンの襲撃を待たずして、人々は人間同士で勝手に奪い合い、犯し合い、殺し合った。 それはまるで、悪夢のようだった。 法も良心も、正義の二文字すらも、たちまちのうちに、まったく意味を成さないものと成り果てた。 今となってはもはや、大統領亡きあと、この国を救うべく奔走していたメナスさんの生死ですらさだかでない有様だ。 記憶を取り戻して家に帰ったあとは、ひたすらに私を護り続けてくれた ハントマンあがりの頼れる兄がいなければ、私もこうして無事ではいられなかっただろう。 あの凄まじいまでの暴動が起こったのは何日前のことだったか。 いや、何週間――? 絶望に満ちた日々の中で、もはや私の中からは、月日の感覚すらも消失しようとしていた。 記憶を取り戻して家に帰ったあとは、ひたすらに私を護り続けてくれた ハントマンあがりの頼れる兄がいなければ、私もこうして無事ではいられなかっただろう。 あの凄まじいまでの暴動が起こったのは何日前のことだったか。 いや、何週間――? 絶望に満ちた日々の中で、もはや私の中からは、月日の感覚すらも消失しようとしていた。 両親は既に何年も前に亡くなっていたし、友達と呼べる人もいなくなってしまった。 今の私に残されたのは、兄だけだ。 『コンコンコン』 その時、家のドアがノックされた。 私はハッとしてその方向を見つめる。 一瞬の沈黙、そして再度ドアが叩かれた。 『コンコンコンコンコン』 私は動かない。 まだドアを開けてはいけない。 『コンコンコンコン』 ――兄だ。 どうやら、食料の調達から戻ってきたらしい。 「いいか、3回、5回、4回の順にドアをノックするのが僕だ。 それ以外は絶対にドアを開けるんじゃない」 破滅に向かう世界の中で、私と兄の間に生まれた約束事。 私はほっと一息つくと、ドアに歩み寄り閂を開いた。 「おかえりなさい、おにいちゃん。 今日は早かったね、もっと遅くなると思って……」 ドアの中に素早く滑り込んできた男の姿を見て、私は凍りついた。 (違う、おにいちゃんじゃ……ない……!) 「やあ、久しぶりだな」 私の目を覗きこむように見据えて口元を歪ませた その男は、隣の家に住む男だった。 どうやら私に好意、というよりは邪な感情に近いものを抱いていたらしく、 無遠慮な視線を向けてくるようなこともあり、 決して好ましいタイプではなかったが、毛嫌いするほどでもなかったので、 会えば挨拶ぐらいは交わす、そんな普通の隣人だった。――かつては。 だが、今の彼は、例に漏れず、すっかり変貌を遂げていた。 ただ生き延びるだけで、様々なことがあったのだろう。 バサバサの髪、ボロボロの衣服、そしてなにより、焦点の定まらない血走った目。 この人はもうまともじゃない――私の理性はそう判断した。 「どうして……?」 自分でも意識しないまま、呟きが口から漏れる。 様々な意味を内包しての言葉だったが、彼は勝手に独自の解釈をしたようだった。 「ああ。どうして合図を知ってたかって? 君のお兄さんが、家に帰る時にこうやってドアを叩いてるのいつも確認してたからな。 隣に住んでるんだから、それぐらいはわかるさ。 最近、物騒になったからなあ、怖いよなあ。 やっぱり、用心はしなきゃだよな、え?」 言いながら、じりじりと私の方へと間合いを詰めてくる。 「お願い……ここから、出て行って……」 私は既に、涙声になっていた。 舐めまわすような目で見られるだけで、体の震えが止まらない。 「やだなあ。どうしてそんなこというのかねえ。 隣同士じゃないか……俺は、君を守ってあげてもいいって考えてるんだぜ? ……なあ、こっちに来いよ、俺を信じてさ」 「結構です! 私には、おにいちゃんがいるんですから! あなたの助けなんて……必要としてません!」 「そのお兄ちゃんは、君を一人にして、出かけてるんじゃないか? だから君は一人きりでこうして震えてるんだろ? 可哀想に……遠慮しなくていいんだぜ」 「遠慮なんかじゃありません! お願い……私はただ……おにいちゃんと静かに暮らしていたいだけなの……」 「いいからこっち来いってば、俺の家に来いよ」 「………! やっ、離してっ!」 右腕を掴まれた私は、反射的に反対の腕で男の頬を思いっきりはたいていた。 パチンという音が室内に響き渡る。 だが、音こそ派手ではあったものの、そんなか細い一撃は所詮逆効果でしかなかった。 「ってぇ! ンのアマ! 大人しくしてりゃあつけあがりやがって!」 「きゃっ! やめ……て! 放して!」 必死で抵抗するが、大の男の力に抗えるはずもない。 私はたちまち、ベッドの上に押し倒され、押さえ込まれてしまう。 両肩を大きく上下させてる男の荒い息が顔にかかり、あまりの不快さに顔が歪む。 「大人しくついてくれば家で可愛がってやろうと思ってたが…… そんな態度に出るんじゃしょうがねえな。この場で犯してやる」 「やあ…… 許して……くだ、さい…… おねがい、します……」 「誰がやめるかよ、バカ」 「んっ……んぐぅ………ぅぅぅ……!!!」 無理やり口付けされ、ぬめっとする舌が私の口中まで入ってきた。 そのおぞましさに全身の毛穴がぞわっと開く。 噛み切ってやる、そんなことすら考えられなかった。 「はぁ……はぁ…ははっ! お前はもう、俺のものだ! あはははははひゃはひゃひゃ!」 狂ったように笑いながら、男は乱暴に私の衣服を引きちぎった。 ボタンが弾け飛び、胸があらわになる。 「けっ、思ったとおり貧相な胸だな! それでも相手にしてやるんだからありがたく思え」 男は悪態をつき、私の胸にむしゃぶりついてきた。 乳首を乱暴に舌先で弄くり、品のない音を立てて吸い上げる。 まだ誰にも触れさせたことも――見せたことすらなかったのに。 あまりの羞恥とくやしさと情けなさで、頭の中が真っ白になる。 「さあ、こっちの方はどうだ」 とうとう男の手が、下半身まで伸びてきた。 きつく太股を締め上げようとしても、哀しいほどにあっさりと突破されてしまう。 男の手は、私の一番敏感な部分を直接撫で上げた。 再び走る悪寒。一瞬のうちに全身が総毛立つ。 「案の定、だな。毛も生え揃ってやしねえ。 まだ濡れてもいないようだが……なに、すぐ気持ちよくなって俺のを欲しがるようになるぜ」 「いい加減に……して!」 これがきっと最後の虚勢だ。今にも折れそうな心をなんとか奮い立たせて私は男を睨み付ける。 「いつまでも意地はっててもしょうがねえだろ? どうせ、もうすぐなにもかもおしまいなんだ。世界が終わってしまう前に、最期にいい思い出作ろうぜ」 世界が――終わってしまう前に? 冗談じゃない。 最後に私が望んでいることはのは――こんなんじゃ、ない―― 「おにいちゃん……たすけ……て……」 「おいおい、いい加減に諦めろよ。 そう都合よく助けになんて来るわけねえだろ。案外あいつだって今頃、他の女を襲ってたりして……」 「……誰が他の女を襲ってるって?」 静かなトーンの、しかし背筋を凍らせるほどの殺意に満ちた声が男の背後から聞こえた。 「え…… ……………ぐぉぇっ!」 振り向いたその顔面に横殴りの正拳が打ち込まれ、男は派手に吹き飛んだ。 そこに立っていたのは、おにいちゃん。 私と男が気づかないうちに帰宅し、異変に気づいて男の背後まで迫ってきていたのだ。 「貴様……よくも、よくも……ッ!」 「お……にいちゃん!」 「くっ…… もう大丈夫だ……少し待っててくれ。 今すぐこいつを、殺してやるから!」 おにいちゃんは言うが早いか、渾身の一撃を受けて起き上がれずにいる男の上に 馬乗りになって、顔面に何度も拳を叩き込んだ。 「この外道がッ! よくも妹にぃぃぃ!」 鬼気迫る表情で、取り憑かれたように拳をふるい続けるおにいちゃん。 不意をつかれて先手を奪われた男はもはや、反撃も、逃げることも出来ずただただ一方的に殴られていた。 一発殴られるごとに血と前歯が飛び散り、顔面がドス黒く腫れ上がっていく。 「おにいちゃん、もうやめてっ! 死んじゃうよっ!」 「だけどこいつ……お前のことを……!」 「もういい! もういいの! 私は大丈夫だから……おにいちゃんのそんな姿なんてみたくないの……!」 おにいちゃんはまだ怒りに拳を震わせながら、それでもようやく、 一心不乱に男を殴り続けていた手を止めてくれた。 変わりに男の襟首を掴むと、ぐいと引き寄せて言う。 「おい……妹に感謝するんだな。 早くここから出て行け! そして二度と僕たちの前に姿を現せるな……! もしその薄汚い姿を次に見かけたら、次は妹が何を言っても僕が許さない……わかったな?」 男は鮮血に染まった顔で、弱々しく何度も首を上下させた。 「ふん……さあ、早く消えろ!」 壁に突き飛ばされ、よろよろとおぼつかない足取りで外へ消えていく男。 おにいちゃんは外まで出てその姿を確認すると、しっかりと戸締りをして私のもとまで戻ってきた。 服がボロボロになってしまった私に、そっと自分の上着をかけてくれる。 「……すまない、僕が遅くなったせいでこんな目に……!」 「ううん、ドアを開けちゃった私が悪かったの…… あはは……なんか合図をこっそり見られてたみたいで……」 「………くそっ」 「……そんな顔しないで、おにいちゃん。 私、ほんとに大丈夫だよ」 間近に、おにいちゃんの心配そうな顔が近づく。 ああ―― いつもの、慈愛に満ちた目だ。 優しく私を見つめて、いつもどんなときも護ってくれる、 私の知ってる、一番大好きなおにいちゃん。 「一時はもう駄目かと思ったけど…… その…………最後までされてないから」 「……そ、そっか」 気まずそうに目をそらして頬を掻くおにいちゃん。 こんな場合だというのに、そんなおにいちゃんがなんだか可愛くて 私はほんのちょっとだけ吹き出しそうになった。 「助けてくれてありがと……おにいちゃん」 私は、おにいちゃんのたくましい胸の中にもたれかかる。 おにいちゃんは、ちょっとぎこちない動きで、それでも私をそっと抱きしめてくれた。 「髪、撫でてくれる? おにいちゃんに撫でられるの大好きなの。 すっごく落ち着くの」 「……ああ。いいよ」 私に乞われるまま、おにいちゃんは、 私の頭を、お気に入りのおっきなリボンごと優しく撫でてくれた。 「……ふふっ。おにいちゃんにこうしてもらうの、結構久しぶりだよね」 「そう言われてみるとそうかもな……」 「覚えてる? 小さいころよく私が家出してさ、いつもおにいちゃんが迎えにきて、 泣いてる私の頭撫でながら慰めてくれてたの」 「覚えてるよ。お前、ことあるごとに家を飛び出してたよなあ…… なにがそんなに不満だったんだ?」 「……なにが不満だったんだろね?」 私とおにいちゃんは、顔を見合わせて少しだけ笑いあった。 ようやく、張り詰めた空気が弛緩したようだった。 「……ねえ、おにいちゃん」 「ん?」 「……………もうすぐ終わっちゃうんだよね、世界」 「…………………」 おにいちゃんの手の動きがピタリと止まった。 長い沈黙のあと、結局はポツリと呟く。 「……ああ」 「だよね」 それはもはや、世界中の誰にでもわかりきっていること。 おにいちゃんも、今更否定しても仕方がないと思ったようだ。 (世界が終わってしまう前に、か……) 「なんで急にそんなこと言うんだよ?」 私はその質問には答えなかった。 その代わりに、ありったけの勇気を振り絞って ずっと言いたかったけど言えなかった質問を口にする。 「……おにいちゃん、私のこと、好き?」 「……また唐突だな」 「答えて」 「……好きに決まってるじゃないか。 お前はいつだって、一番大切な僕の妹さ」 「違う、そうじゃないの」 「そうじゃない、って……」 怪訝そうな顔をするおにいちゃん。 でも私にはわかってる。この怪訝そうな顔は、それほど真実を示していない。 「……本当はわかってるよね? 私の言ってる意味。 妹としてじゃなくて……女として、好き?」 「な、なに馬鹿なことを……」 「………私は好きだよ。おにいちゃんのこと。 もちろん、おにいちゃんとしてもだけど……それ以上に、一人の男の人として」 狼狽するおにいちゃんの目を、私はまっすぐ見つめる。 そうだ。もう、残された時間はほとんどない。 今言わないで、いつ言うんだ。 ぶつけよう。私の本当の気持ち、本当の心を。 「おにいちゃん……好き。愛してるの。」 「……僕たちは……兄妹なんだよ……」 「わかってる……! そんなの、ずっと昔からわかってるよ! だからでしょ? だからおにいちゃんも家を出て行ったんでしょ?」 「え……?」 おにいちゃんの目が、驚愕に開かれる。 「私のこと、妹として見れなくて、 でもやっぱり兄妹だからどうしようもなくて、それでハントマンになって家を出ていった。 違う?」 「………………………」 「否定しないの?」 「……………僕は……」 「…………わかるの。私も一緒だったから。 同じ目でおにいちゃんのことずっと見てた。 毎日、毎日、胸が張り裂けそうだった。 だからおにいちゃんが旅に出るんだってきいたとき、 これでやっと、ただの妹に戻れると思った」 「………ああ……そんな……」 「でもね、駄目だったよ。 不思議だよね。隣にいないと、余計に気づかされちゃうの。 どれだけおにいちゃんのこと、愛してたのかって……思い知らされちゃった」 「……………」 「おにいちゃんが帰ってきてくれたとき、ほんとに嬉しかったよ。 ……それでもやっぱり、言っちゃだめだと思った。 血が繋がってるんだもん、兄妹だもん。そう、自分に必死で言い聞かせて。 …………でも、さっきやっと決意したんだ。 どうせ世界が終わっちゃうのなら……私はもう、ためらわない。 兄妹としてじゃなく………男と女としておにいちゃんと最後の時間を過ごしたいの」 「………………………………………僕、は……」 「……もういっかい言うね。 好きです。……愛してます。 最後に私のこと…………一人の女として、愛してくれませんか?」 「………………………」 おにいちゃんは、すぐにはなにも言葉を返してくれなかった。 唇をきゅっと硬く結び、苦悶の表情を浮かべている。 私も、催促の言葉などかけず、その瞳だけを見つめ続ける。 伝えたいことは全部伝えた。 あとはただ待とう。おにいちゃんが答えを出してくれるのを。 「………………………… …………………………………… ……………………………………………… ああ、わかったよ、言うよ! 僕は……いや、僕もお前のこと、愛してるよッ!」 「……………おにい……ちゃん」 「そうだよ、何もかもその通りだよ! 怖かった……いつか襲い掛かってしまいそうなぐらい…… それぐらい愛してた……! だから、家を出たんだ……! なにもかも……お前と一緒だよ………!」 「……ああ………」 人は、喜びのあまり言葉がでなくなることもあるのだと、その時私は初めて知った。 「お前になにもかも言わせちゃって、駄目な兄、いや、駄目な男だよな…… 遅くなったけど……僕にももう一度言わせて欲しい……愛してる……」 「うん…………私も…! 好き! 世界で一番愛してるの!」 もう、私たちの間に壁になるものはなにもなかった。 背骨が砕けそうなほどに強く抱き締められた。 無我夢中で口付けを交わし、互いの舌を、唾液を交換する。 おにいちゃんの舌は凄く柔らかくて、暖かくて、やっぱり優しかった。 「ねえ……ほら、触ってみて」 長いキスを終えたあと、私はおにいちゃんの手をとって、 自分の胸へとあてがった。 「私、こんなにドキドキしてるんだよ。わかる?」 「ああ、わかるよ。凄い早さでとくとくいってる」 「なんだか、まだ夢を見てるみたい……」 「……夢なんかじゃないさ」 私の鼓動を確かめるためだけに胸に触れていたおにいちゃんの手の動きに、 今度ははっきりとした意思が宿る。 「あっ……やん………」 手のひらで胸全体を撫でさすられたあとは、先端をそっと摘まれ、刺激を与えられる。 やがては、胸だけでなく、おへそのあたりにも、その下の方にも―― 触れるか触れないかぐらいのところで撫ぜられるだけでも、いちいち体がビクンと小さく刎ねてしまう。 私は今、おにいちゃんに愛されてる。 そう思うだけで、体の奥底から熱くて鋭い何かがこみ上げてくる。 おにいちゃんはそれからも、たっぷりと時間をかけながら、 私の衣服をすべて脱がせ、丹念に私の全身を愛撫してくれた。 このままだと、一人だけで恥ずかしい姿を晒してしまいそうだった。 「おにいちゃん……今度は私にもやらせて」 私は、おにいちゃんを制すると、私と同じように服を脱いでもらった。 「わ……凄い……」 最後の布切れの奥から勢いよく飛び出したそれを見た私は、 端から見ると、きっと滑稽なほどに目を丸くしていだろう。 「昔は全然こんなじゃなかったのに……」 「昔って何年前だよ」 「10年ぐらい前、かな……」 今、私の前にあるそれは、幼き日の記憶の中にあったものとは 形状も大きさも、あまりにかけはなれていた。 硬くて太くて、先端は奇妙な形に膨らんでいる。、 「男の人っのて、こんなになるんだね。 ………触っても、いい?」 「うん。あらたまって言われると照れるけど……」 私はおずおずと手を伸ばして、その部位に触れた。 それは、見た目通り――というよりも見た目以上に硬く、がっちりとしていた。 手のひらを通して、ドクンドクンという震えが伝わってくる。 「わあ、すっごく硬い…… 熱くて、ごつごつしてて、それになんだか……脈うってる」 「い、いちいち言わなくていいよ……恥ずかしいじゃないか」 「それにしても、変な形……」 間近でまじまじと見つめる。 初めはグロテスクに見えていたそれだったが、 よく見るとなんとなく愛嬌があって可愛い――ような気もする。 ほんの少しだけ躊躇したが、私はそれに口付けをした。 蒸れた汗のような匂いが鼻をくすぐる。 「お、お前……どこでそんなことを覚えたんだ……!」 素っ頓狂な声をあげるおにいちゃん。 「こうしたら男の人って喜んでくれるんだよね? 友達がよくそんな話してたから知ってるよ」 「マジかよ……まったく、最近の若いやつらときたら」 「……いくつも年なんて離れてないくせに。 でも変な誤解しないでね……こんなこと実際にするのは初めてだよ」 「そんなのわかってるさ。でも、そんなことしなくていいよ、 最近ほら、清潔とかとは程遠い毎日おくってたし……汚いよ」 「ううん、汚くなんてないよ。 ……おにいちゃんの味がする」 「…………バカだな、お前」 「バカでいいもん……んっ…ちゅぱ…」 「……………くぅっ……」 どこをどうすればいいのかもわからず、ただただ無我夢中で舌を這わせただけだったけど、 おにいちゃんは気持ち良さそうな声を幾度もあげてくれたのが心底嬉しかった。 (あ……なんか先っちょの方から……染み出てきた) すっぱいような苦いような、不思議な味がするこの液体は、 おにいちゃんがちゃんと気持ちよくなってくれている証なんだろうか。 「……なあ」 「………なあに?」 おにいちゃんが、私の顔を自身から引き離して言った。 「もう、これ以上我慢できないよ。……お前が、欲しい」 「………うん。私も、おにいちゃんの……欲しい」 そして、おにいちゃんは、私を仰向けに横たわらせると、 自らの先端を私の入り口へとあてがった。 自分でも恥ずかしくなってしまうぐらいにそこは潤っていて、 既におにいちゃんを受け入れる準備は出来ていた。 「いい? いくよ」 「うん。来て……」 私の返事を受けて、おにいちゃんは少しずつ私の中へと体を進めた。 「…………あぁぁっ!!」 先端がほんの少し入っただけで思わず、悲鳴をあげてしまった。 ――痛いなんてものじゃなかった。 例えるならば、体が引き裂かれているかのような、そんな痛みが下半身に響いている。 「大丈夫か? そんなに辛いんだったら、無理しなくても……」 「続けて………… おにいちゃんのだから……大丈夫」 「……わかった」 確かに痛かった。 だけど、決して辛くはなかった。 私はずっと、この瞬間を夢見ていたのだから。 おにいちゃんが、ゆっくりと私の中へと入ってくる。 痛みは私の奥底で、少しずつ別の感覚に摩り替わっていく。 ついに―― ついに私は、幼き日からずっと愛していたおにいちゃんとひとつになれたのだ。 「ずっと……ずっと一緒にいてね……おにいちゃん……」 「ああ……もう、絶対にはなさない……」 私はいつしか、とめどなくこみ上げる歓喜に両頬を濡らしていた。 うすぼんやりとした視界の中におにいちゃんの姿だけが映り、やがて――他の何も見えなくなった。 そして――嵐のように情熱的だった時間は過ぎ去った。 今は、そよ風のように柔らかい時間だけがゆったりと流れている。 おにいちゃんは、ずっと私の頭を優しく撫でてくれている。 私は、その温かい胸の中に抱かれたまま、ベッドの脇の窓に手を伸ばし、 少しだけカーテンを開いて、外に目を向けた。 花、花、花、花、花、花、花、花、花、 花、花、花、花、花、花、花、花、花、 花、花、花、花、花、花、花、花、花、 花、花、花、花、花、花、花、花、花、 花、花、花、花、花、花、花、花、花、 花、花、花、花、花、花、花、花、花 花、花、花、花、花、花、花、花、花、 花、花、花、花、花、花、花、花、花 花、花、花、花、花、花、花、花、花。 気のせいじゃない。フロワロは、確実に増殖している。 破滅の足音は、一秒たりとも待ってくれない。 たぶん、私たちに残された時間はもうほとんどないのだろう。 最期の時が訪れるのは一週間後? 明日? それとも、一分後? ――それでも、構わない。もう、怖くない。 最後にあと10秒―― もう一言だけ伝えることが出来れば、それで十分だ。 最愛の人の耳元でその言葉を囁く。 「おにいちゃん……私、おにいちゃんの側にいれて本当に幸せだったよ」 おにいちゃんは、何も言わずに、ただ私の手をとり、ギュッと力を込めてきた。 私もまた、その手を強く、強く握り返した。 (了)
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(BOSS)吸血竜ヴァンプスドラゴン パラメータ スロット EXスロット 出現条件 解説、攻略、その他 (BOSS)吸血竜ヴァンプスドラゴン パラメータ 属性 火 HP ? クラス ☆☆☆☆ 攻撃 ? 種族 ドラゴン 素早さ ? 対戦時アイテム ドラゴンブラッドB ドラゴンブラッドO(レア) 討伐時獲得ゴールド 267G スロット レベル 1 2 3 4 5 6 ★ ミス こうげき 吸血 吸血! ★→★★ ためる ★★ ダーク!! 吸血!! ダーク! 吸血! ためる ためる ★★★ こうげき 吸血 ダーク!! 吸血!! ★★★→★★★★ ★★★→★★★★ ★★★★ ダーク!! ダーク!! 吸血 吸血!!! ためる ためる ★★★★★ ダーク!!! ダーク!! ★★★★★→★★★★★★ ミス ★★★★★→★★★★★★ ★★★★★→★★★★★★ ★★★★★★ ★★★★★★★ ★★★★★★★★ EXスロット レベル 下位EX 上位EX 常時 地獄の吸血 ブラッドインフェルノ 出現条件 リーダー(1枚目)にシモンをスキャン クラス合計に関わらずランダムで出現 解説、攻略、その他
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ギガントドラゴン このページはボスとして登場するギガントドラゴンについて書かれています。 →プレイヤー使用時 HP(1Pバトル時) HP(2Pバトル時) 2900 4900 つよい よわい 炎/灼熱 氷/雷/爆発 技名 属性 対象 補足 ヘビィクロー 打撃 敵単体 物理・2回攻撃 ギガントブレス 灼熱 敵全体 ブレス 何よりその圧倒的力によるヘビィクローが怖い。うかつに打撃弱点のキャラを加えるとそれだけで即終了しうる威力。弱点が豊富であるというのが有利な点か? -- 名無しさん (2009-12-14 18 52 05) ドラゴン切り⇒氷技で終了。 -- なっとう賢者 (2009-12-16 09 33 59) ヘビークローがかなり来やすい。(気のせいかもしれない)1ターン目に仁王立ちでもして様子見するのもありかと -- 勇者しゃま (2009-12-22 08 02 51) 弱すぎる。まずギガントブレスの命中率が低い。2Pで4回きて全部3体に外れた。次に弱点が多い上にドラゴン系ってとこがカス。以上をまとめて弱いという事がわかる。 -- 亡霊 (2010-01-04 22 16 55) 亡霊さん、辛口すぎますよ(でもまあ、その通りですけど) -- ショウ (2010-01-04 23 45 00) すいません。口調をあらためます。 -- 亡霊 (2010-01-05 08 37 27) 2P時のHPは4600じゃなかった? -- オヤビン (2010-09-16 22 54 37) なんでコイツもっと強くしなかったんだろ・・・【打撃耐性・炎に極端に強い・弱点は氷と風だけ】とか。 -- 永遠神剣 (2012-08-23 08 25 00) スクエニは合体モンスターの強さケチり過ぎだな。コイツでもみのまもり120ぐらいあっても良いと思うのに。 -- 永遠神剣 (2012-08-23 08 27 11) 亡霊さんの言う通り弱すぎる。 -- 竜王 (2012-12-01 19 42 20) 合体前の方が強いかもね。 -- 竜王 (2012-12-01 19 44 13) HPの高さ気にならねぇなwww -- 名無しさん (2014-05-24 19 06 23) 氷は分かるが雷と爆発が弱点なのがイミフ過ぎる いっそ氷だけでもよかったんじゃないのか -- 名無しさん (2016-12-23 11 45 15) MWSどころかおしゃれ着の効果も載らないとか不遇ってレベルじゃない>合体モンスター&レジェンドカード -- 名無しさん (2016-12-23 11 48 15) 名前 コメント
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中央慣性表裏 裏周り2C対空やセブンス差し込みを決めた後にできる表裏択。 セブンス後に最速バックジャンプ、空中前ダッシュから 早めのJAで表、相手頭上あたりでJAで裏。 単純な、慣性を殺して飛び越えるかどうかの表裏。 カレントコード未対応 画面端J2C表裏 相手を画面端に追い込んだ状態でコンボをしたときにできる表裏択。 コンボは BEA黒鍵 (2C) 5C 4C セブンス~ 5C EXブレイドフロウ 2C 派生 2A セブンス~ で両方とも相手と画面端に隙間ができて、その間にシエルが入り込む形になる。 そこから垂直jをし、頂点でのJ2Cで裏(飛び越え)、若干早めまでで表。 この表択はかなり見えにくい。
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コマンド 竜剣 c-「連続斬り」 12547 , 12448 , 13494 , アースドラゴン に 合計38489 のダメージを与えた。 すいとる!-c-のHPが1924回復した! 竜剣*18 励ます*1 アースドラゴンは りせいをうしなった! 89 , 92 , 85 , 88 , c- に 354 のダメージを与えた。
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戻る ギルドはじめました! 旅立つものに祈りを 運び屋ギルドは今日も行く 犯人は誰だ!? 弔い酒と祝い酒 火球の核を集めて! 派手な羽を集めて! 憧れのハントマン 兄からの手紙 ギルドはじめました! 広場 {駆け出しのリタ} あーっ、もう、ありえない! せっかくアタシがギルドを立てたっていうのにどうして誰も集まらないの!? ちょっと誰かぁ!アタシのギルドに入りなさいよぉー! {駆け出しのリタ} せっかくアタシがギルドを立てたっていうのにどうして誰も集まらないの!? こうなったら、何が何でもメンバーを集めてやるんだから…! {駆け出しのリタ} ん?もしかしてあんた達がアタシの依頼うけてくれたの? 依頼を受けましたか?→はい {駆け出しのリタ} えっ、ウソ、本当に!?やぁーん、アリガトー!! すっごい困ってたのよ!いやー、受けてくれてありがとねー! 依頼を受けましたか?→いいえ {駆け出しのリタ} えっ、じゃあ、もしかしてアタシのギルドに入会希望とか!? …なーんだ、違うのね依頼を受けて来たんなら隠さないでそう言ってよ …でも、来てくれて嬉しいわもう、ホントに困ってたのよ! {駆け出しのリタ} …じゃ、早速依頼内容を説明するわね アタシさ、まだ駆け出しのハントマンなんだけどギルドを立てたのよ 他の新人ハントマンたちとワイワイ冒険したほうが楽しいし便利でしょ? …と思ったのに全然メンバーが集まらないのよ かといって単身で遠くまでメンバーを探しに行くほど腕に自身もないしさ ってことで、アタシの代わりにメンバーを勧誘してきてほしいのよ …そうね、最低でも2人くらいはほしいわね え?どこを探せばいいかって?…知らないわよそんなの ただ、橋の向こうとこの町にはいないと思うわだって、既に探したもの ということでこの町の周辺を探してちょうだいじゃ、期待して待ってるから! {駆け出しのリタ} あっ、メンバーは見つかったの!?…って、まだなのねもー…期待しちゃったじゃない 最低、2人は必要なのこの町以外で探してきてちょうだい そうね…カザン北のロラッカ山洞とか南東の変な物がある場所とか その辺りは私も行ってないからそこなら誰かいるかも …もし見つけられなかったら…代わりにあんた達がアタシのギルドに入ってよね! ポータル・セス {初心者のエミリ} …うぅー…あう…ここ、どこですかぁ? 私、カザンに向かっていたはずなのにぃ… リタのギルドに誘いますか→はい {初心者のエミリ} あわわわわっ!?た、旅人さんですか!?…び、びっくりしましたぁ… え? ギルドへのお誘い、ですか? {初心者のエミリ} ………なるほど、それなら大歓迎ですぅ! 私、旅に出てみたもののおっちょこちょいだし方向音痴だし… もう、全然ダメダメでして…迷ってばっかりで…仕事もできないで…うぅ… こんな私でよければ是非ギルドに入れてください …じゃあ、お先にカザンに向かってますね失礼しますぅ リタのギルドに誘いますか?→いいえ {初心者のエミリ} …うぅ…また迷子ですぅ… ロラッカ山洞 {素人のハリス} …何だ、お前達俺は今、この洞窟を探索中なんだ 用がないのならば邪魔してくれるなよ リタのギルドに誘いますか→はい {素人のハリス} なんだ、突然…入って欲しいギルドがある? {素人のハリス} …………ふん、なるほどな 俺は孤高のハントマン一匹狼が似合いすぎる男… しかし、あれだこの難関の洞窟をぬけるために仲間を作るのもいいだろう か、勘違いするなよ別に1人じゃできないって訳じゃないんだからな …ともかく、そのカザンの女に話を聞きに行くとしようアディオス! リタのギルドに誘いますか?→いいえ {素人のハリス} …この洞窟、難関だな…気を抜くと、すぐに転んで膝をすりむくぜ…! カザン共和国(広場) {駆け出しのリタ} あっ、やっと帰ってきた!あんた達を待ってたのよ …この2人、あんた達が誘ってきてくれたんだってね上出来よ、ありがとっ! 今、3人で話をしててねとりあえず、このメンバーで旅をしてみることになったわ これからじゃんじゃん冒険していつかビッグなハントマンになってみせるんだから! その時は、あんた達もアタシのギルドに入れてあげる…なんてね! そうそう、私だってただ待っていたわけじゃないのよ ちゃんと冒険に役立つスキルを入手したんだから!あんた達にも教えてあげるわ! スキル『地図製作』を手に入れた! ダンジョン内の宝箱や階段などが地図アイコンとして自動記録されるようになりました {駆け出しのリタ} …じゃあ、善は急げってことで私達そろそろ出発するわ お礼はクエストオフィスにあずけておいたから後で取りに行ってね じゃ、あんた達の旅が素敵なものであるよう祈ってるわまたどこかで、ね! 旅立つものに祈りを 民家1 {兄想いの少女} ねぇねぇ「旅人のお守り」って知ってる? 旅人の無事を祈って作られるお守りなんだって …今度ね、私のおにいちゃんが新人ハントマンとして旅に出るの だから私もおにいちゃんに旅人のお守りをつくってあげたいんだ! …だけど材料になる木の実がどうしても集められないの… おにいちゃんの出発はもうすぐなのに…どうしよう… {兄想いの少女} おにいちゃんに渡すお守りの材料がどうしても集められないの… 出発はもうすぐなのに…どうしよう… {兄想いの少女} わぁ…!依頼をうけてくれたんだねどうもありがとう! あのね、材料になる(木の実)は町の外にいるますくなっつさんが落としらしいの お守りをつくるためには3つくらいほしいな… よろしくおねがいします! {兄想いの少女} あっ…それは…! 材料の木の実持ってきてくれたんだね!どうもありがとう! さっそく作るからちょっと待っててね {兄想いの少女} …完成! これできっと、おにいちゃんも無事に旅が出来る… だって、私が作ったお守りがついてるだもんね! えへへ…手伝ってくれてどうもありがとう! それでね…実はもう1つ旅人のお守りを作ったからお礼にあげる 『旅人のお守り』をもらった! {兄想いの少女} みんなの旅が無事でありますように! 運び屋ギルドは今日も行く 広場 {運び屋オヤジ} まいったなぁいったいどうすりゃいいってんだ まったく…こんな荷物ひとつ運べないなんて運び屋ギルド失格だぜ… まったく…こんな荷物ひとつ運べないなんて運び屋ギルド失格だぜ… いったいどうしたもんかねぇ… {運び屋オヤジ} ああ、あんたらが依頼を受けてくれたのかいや、すまねぇなぁ 俺は運び屋ギルドのリーダー世界各地に荷物を届けるのが俺の仕事だ しっかし…いくら俺でも年には逆らえねぇもんだな腰をいためちまったんだよ… 仕方なくせがれに頼んだんだがあいつ、モンスターにすっかりブルっちまって 運び屋どころか散歩すらできやしねぇんだ…まったく、情けない! そこで、あんたらには代わりにこの荷物をミロスまで運んでほしいんだ 『依頼の荷物』をあずかった! これを、ミロス城下町のモテモテ騎士に届けてくれよろしく頼んだぞ! {運び屋オヤジ} 荷物をミロス城下町のモテモテ騎士に届けてくれ ミロスはここから東…橋の向こうにあるよろしく頼んだぞ! ミロス連邦国(城下町) {りりしい騎士} ここはミロス連邦国エメラダ女王が治める慈愛と平等に満ちた国だ …ん?モテモテ騎士を探している? あいつなら、城の前の庭園にいたはずだぞ俺と同じような格好の男だ 庭園 {モテモテ騎士} 僕に何か用かい?え? 届け物? 『依頼の荷物』を手渡した! {モテモテ騎士} ああ、これは故郷の幼馴染からだも、もしかして彼女も僕に気があるとか…!? ど、ドキドキするなぁ…!…とにかく、荷物は確かに受け取ったよ いつもの運び屋さんにもよろしく伝えておいてくれどうもありがとう! {モテモテ騎士} 荷物は確かに受け取ったよどうもありがとう! カザン共和国(広場) {運び屋オヤジ} おっ、荷物を届けてくれたのか?ありがたいねぇ! 相手も喜んでいたか?…そうかそうか、よかった 運び屋は足腰が命!スジがよさそうなお前らにこのスキルを伝授してやろう スキル『高速旅法』を手に入れた! {運び屋オヤジ} そのスキルがあれば心の中のBボタンでダッシュ移動が可能になるぞ どうだい、そのスキルを活かして運び屋ギルドで働かねぇか? …わっはっは、嘘だ、嘘!まぁ、俺も早く腰を治してまた仕事に戻るとするさ! とにかく、世話になったな報酬はクエストオフィスで受け取ってくれよ 犯人は誰だ!? 旅の宿 六剣亭 地下酒場 {居眠り客} うーひっく…ここのエビフライは美味いなぁうーん、むにゃむにゃ… {居眠り客} うーん、むにゃむにゃ… {居眠り客} おめーが俺のエビフライを食ったのかー!? あ? 違う?じゃあ誰が食ったって言うんだ? 犯人を捜すためにきた?おー、さっさと犯人を見つけ出せ! {キザなマスター} 簡単に状況を説明するとだな 被害者のこいつはいつもの時間に来ていつもの席に座り いつもの酒を頼みいつもどおりエビフライを注文した それからやはりいつもどおり酒を3杯飲んだころに居眠りを始めたわけさ それでしばらくして起きたらエビフライがないって言いやがる こいつが暴れだす前に犯人を見つけてくれ {キザなマスター} 最後のエビフライでこんなことになるとはな いったい誰なんだ、犯人は {常連客} 俺はここの常連だよもちろん、被害者のことも知ってる 本当に誰が食べちまったんだろうなぁ まぁ、ここのエビフライは美味いから気持ちはわからないでもないが… {居眠り客} 楽しみにとっておいたエビフライなのによー 食べ物の恨みは恐ろしいんだぜ! {カリユ} 私がお客様の食べ物を食べるはずないじゃない いつも動き回ってるから他の人がどうしてたかは覚えていないわ {気弱な旅人} ぼ、ぼくは今日た、たまたま、この店に来たたたたんです え、あ、はい旅を…してるんです な、なにが起こったのかさっぴり…さっぱりわかりましぇん {カップル 男} 俺らは関係ねーってこいつと二人でずっと飲んでいたんだから {カップル 女} せっかくのお酒が台無しだわ 夕食を他で食べた後に良い気分で飲みにきただけなのに 早く解放してよね (*1) 調べますか?→はい {キザなマスター} 俺を調べても仕方ないと思うが… {常連客} たかがエビフライ1本で… {居眠り客} 俺を調べたってエビフライは出てこねーよ! {カリユ} 変な所は触らないでくださいね …ヤダお腹の虫がなりそう… {気弱な旅人} ぼくじゃない、ぼくじゃないぼくじゃない、ぼくじゃない… {カップル 男} あーもー面倒くさいなぁ {カップル 女} 何をどう調べるっていうのよ? (*2) {システム} 確かにマスターなら被害者に接近し放題だ! {キザなマスター} まぁ、確かにそう言われりゃあそうだろうとも だが、客のを食べる非常識なことをするくらいなら自分で作って食べるぜ {居眠り客} いや、待てその証言はおかしいぞ {キザなマスター} どこが? {居眠り客} マスターさっき「最後のエビフライ」って言ったよな {キザなマスター} 言ったか? {居眠り客} 俺は確かに聞いたぞ つまりマスターはエビフライが食べたくても客に全部出しちまったから食べられない それで我慢できずに俺のをたべちまったんだな! {キザなマスター} 確かに今日のエビフライは終了したが でも、さっきのは「言葉のあや」ってやつでだな エビフライならつまみ食いしなくても、いつでも食べられるって意味だぜ? {居眠り客} さっきちょうど食べたくなって食べたんだろ! {キザなマスター} そんなことないってやれやれ…困ったもんだ {キザなマスター} やっという証拠もやってないという証拠もねぇからなぁ (*3) {システム} なんと常連客の前にはエビフライの山盛りが! {常連客} 今頃気がついたのかね? {カリユ} それだけエビフライがあれば1本くらい取ってその中に加えても気づかれないでしょ? {常連客} これだけのエビフライがあるのにたかだが1本盗んでどうするというのだ? {カリユ} それだけ注文するほどエビフライが好きなら1本を盗むかもしれないわ {常連客} キミ!侮辱するのはやめたまえ! {常連客} このエビフライは俺のものだ! (*4) {システム} 確かに被害者の前の皿は全部きれいに片付いている! {居眠り客} それがどーしたってんだ? {カップル 女} あなたさっき自分で「楽しみにとっておいた」って言ったじゃない {居眠り客} それがなんだって言うんだ? {カップル 女} 他にも料理が残っていればまだしも 目の前の皿が全部きれいってことは 最後のエビフライも食べたってことでしょ {居眠り客} うぐっ!そ、そんなことは… {カップル 女} どうなのよ? {居眠り客} エ…エビフライだけとっておいて追加で注文するつもりだったんだよ! {カップル 女} 苦しい言い訳ね {居眠り客} 絶対に食べてなーい! (*5) {システム} 確かにウェイトレスならどこに移動しても怪しまれない! {カリユ} マスター、変なこと言わないでくださいよ {キザなマスター} でも、よく客からいただいてるだろ? {カリユ} 人聞きの悪いお客様がくださるのをいただくんです 勝手に食べたりしません それに今日は誰からももらってないですようぅー、お腹すいてきたー {キザなマスター} おー、すまんすまんいつもなら賄いの時間か {カリユ} 早く事件を解決してください! {カリユ} ちゃんとご飯が食べたいです (*6) {システム} テーブルの上には何もないし言動以外に怪しいところはなさそうだ… {気弱な旅人} ぼくじゃない、ぼくじゃないぼくじゃない、ぼくじゃない… {常連客} 飲食店にいるのにテーブルの上に何もないことが不自然だろうが! {システム} それは確かに怪しい! {気弱な旅人} ままだ注文してないい…だけですよよよ メニューを決めるのに時間がかかるタイプなんです {常連客} それにしたってかかりすぎだろう飲み物も決められないのか? {気弱な旅人} す好ききき嫌いがお多おいいから… {常連客} それで試しにエビフライを試食してみたってことか? {気弱な旅人} そそそそんなことしてません {気弱な旅人} ぼくじゃない、ぼくじゃないぼくじゃない、ぼくじゃない… (*7) {システム} 近寄ったって本当ですか? {カップル 男} たいしたことじゃないだろう {気弱な旅人} ほほほほら近寄ったんだから取るるるる機会はあった… {カップル 男} ちょっと近寄っただけだ手の届くところまでは行ってない {気弱な旅人} ななななんのために近寄ったたたんです? {カップル 男} 知り合いに似てたんだよでも、違ったからそのまま席に戻った {気弱な旅人} ああああああああなたの椅子の下にエビフライの尻尾がああああ {システム} 証拠発見です! {カップル 男} まてまてまて!それだけで俺が犯人というのはおかしいだろう 真犯人がここに捨てたのかもしれないじゃん そもそも俺はエビフライは尻尾まで食べるタイプだ! {カップル 男} ちくしょう!エビフライが食べたくなってきた! (*8) {システム} 彼氏から嫌疑をかけられてますけど? {カップル 女} どういうつもりよ? {カップル 男} 俺よりも会話したお前の方が怪しいだろ? {カップル 女} ウェイトレスさんが忙しそうだったから お酒を取りに行った時にちょっとしゃべっただけよ それに会話をしたってことは相手は起きていたって事だわ その状況でエビフライを盗めるわけないでしょ {カップル 男} いや、でも相手は酔っ払いだし {カップル 女} 私のこと疑うの? {カップル 男} いや…でも、お前の唇ずいぶんとテカってるしエビフライの油じゃ… {カップル 女} グロスよ!! {カップル 女} この人と別れようかしら? 調べますか?→いいえ {キザなマスター} 俺を疑ってるのか? 俺が怪しいと言うのなら料理を運ぶカリユの方が怪しいと思わないか? カウンターの外にいるわけだし証拠隠滅も楽だぜ? {常連客} 俺が食べるわけないだろう 俺が怪しいと思っているのはそこの旅人だ ここに来てから何も注文しとらん {居眠り客} マスターよー実はあんたが食べたんじゃないのか? 俺に近づき易いし近づいても怪しまれねぇし {カリユ} 私が疑われてるの?どこに証拠があるって言うのよ失礼しちゃうわ それよりも常連さんが怪しいと思うな~カウンターの上、よく見てよ {気弱な旅人} ぼぼぼぼぼぼぼぼぼ…ぼくじゃないです~ あ、あそこの男性ではないいいいでしょうか? さっき被害者に近寄ってましたもももん {カップル 男} 俺じゃねーって 俺が怪しいっていうならこいつの方がもっと怪しくなるぜ {カップル 女} 私じゃないわよ あの人が酔っ払って食べたのを覚えてないだけでしょバカバカしい 犯人と決め付けますか?→はい {キザなマスター} 俺が犯人だと? {常連客} 何を根拠に言うのかね? {居眠り客} 俺が犯人だと言うのか~!? {カリユ} どうして私が犯人なんですか~? {気弱な旅人} ぼぼぼぼくじゃないです… {カップル 男} いい加減なことを言うんじゃない {カップル 女} …話を聞こうじゃないの 再現VTR (*9) {キザなマスター} 毎度毎度、眠ってもらっちゃ困るぜ? {居眠り客} うーん、寝てないよ…むにゃむにゃ…マスター… {キザなマスター} エビフライは出来立てが美味いんだからよ {居眠り客} むにゃむにゃ…おー… {キザなマスター} パク!ほら、こんなに美味い {居眠り客} ぐー…ごー… {システム} そして、エビフライの尻尾はグラスの下にでも貼り付けて カップル 女の椅子の下へ運ばせたのでしょう {キザなマスター} ありえる話かもしれんが証拠がないだろう (*10) {常連客} おいお前のエビフライは美味しそうだな {居眠り客} ヒックウィー…あたりまえじゃねぇか… {常連客} 味見をさせてくれないか? {居眠り客} ばっか…うぃー…お前に味見させたらなくなっちまうだろう {常連客} それならこうしようこの俺のエビフライの中にお前のエビフライをまぜる そして、見事お前のエビフライを俺のエビフライの中から探し当てたら俺のをやろう でも、もし当たらなかったらお前のをもらうぞ {居眠り客} お前が俺で俺がお前でってことか~? {常連客} まぁ、そういうことだいいな? {居眠り客} あー…グー…んー? {常連客} では、まぜるぞ……………………… さぁ、お前のエビフライはどれだ? {居眠り客} これだろー… {常連客} 残念、はずれだでは、お前のエビフライをもらうぞ {居眠り客} ぐー…すー… {システム} そうやって被害者のエビフライを自分のものにしてしまったんです 尻尾はまぁ、なんやかんやで落ちたんでしょ {常連客} でたらめを言うな!! (*11) {居眠り客} 仕事の後はここで一杯やるのが最高だぜぇ~ 酒も美味けりゃ料理も最高~ヒックウィー ウー…特にこの…エビフライが…ぐー… {システム} 食べてる途中で寝てしまったためエビフライの尻尾が床に落ち それをカリユさんが蹴ってカップル 男の椅子の下に転がった つじつまがあいます {居眠り客} そんなのは作り話だ!俺は食べてない! 俺は食べて…ない… (*12) {カリユ} (うぅ、賄いまだかなぁ) (今日は誰もお食事を分けてくれないしお腹がすいてきたよ) (あら?また転寝し始めちゃった?) (しめしめ…この残ってるエビフライ食ーべちゃお♪) {システム} そして、エビフライの尻尾はいつもどおり仕事をしながら カップル 男の椅子の近くへ落としたのです {カリユ} 想像力が貧困です! (*13) {カリユ} いらっしゃいませ!奥の席へどうぞ~♪ {気弱な旅人} ははははいいいい… (この店で何か食べられるのあるかなぁ…) {居眠り客} ぐー…ぐー… {気弱な旅人} (あ、エビフライ…あれなら食べられるかも) (いただきます) {システム} そして、エビフライの尻尾は後ろに投げ捨てて カップル 男の椅子の近くへ落としたのです {気弱な旅人} むむちゃちゃくちゃちゃ…! (*14) {カップル 男} ん? 知ってる人…じゃなかったか (とフェイントをいれてエビフライを釣る!) {システム} そうやってエビフライを盗んだのです 尻尾は針をはずしたときに床に落ちたのでしょう {カップル 男} そんなことしたら誰か気づくだろう! っていうか、そんな技術ないし! (*15) {カップル 女} あら、美味しそうなエビフライね {居眠り客} そーだろー、そーだろー {カップル 女} おひとついただけないかしら? {居眠り客} おー、いいぞーねーちゃん、べっぴんさんだから最後の一匹をやろう {カップル 女} ありがとう {システム} そして、エビフライの尻尾は別れたがっている彼氏に疑いがかかるように わざと落としたのです {カップル 女} それなら盗んだんじゃなくてもらったんだから問題ないじゃない 犯人(?)を許しますか?→はい {システム} …この場に犯人はいません ただ美味しすぎるエビフライがあっただけなんです {居眠り客} …あぁ、そうだな エビフライ…エビフライは美味いんだよ… (*16) {キザなマスター} なんだかよくわからんが解決ってことならこれをやろう 『ヒールエアロ』をもらった! (*17) {常連客} なんだかよくわからんが解決したのかね? 不本意だが助かった礼にこれをやろう 『フリーズのグラフ』をもらった! (*18) {居眠り客} ありがとうキミたちよくぞこの難事件を解決してくれた これは俺の気持ちだ 『フレイムのグラフ』をもらった! (*19) {カリユ} なんだかよくわからないけど私の疑いは晴れたの? じゃあ、コレあげる 『ストナル』をもらった! (*20) {気弱な旅人} あああありがとうたすかかかった… これ… 『ショックのグラフ』をもらった! (*21) で、結局疑いは晴れたわけ? それならこれをあげるけど 『サバイバルベルト』をもらった! (*22) {カップル 女} ちょっと何、そのまとめかた? …あははは!面白すぎるからご褒美よ 『サフィオ』をもらった! (*23) {キザなマスター} 一件落着…か? {カリユ} っていうか、途中から出てきた『システム』って誰なんです? 犯人(?)を許しますか?→いいえ {キザなマスター} 真実はエビフライのみぞ知るということか… {常連客} ぐぬぬぬぬぬ…! {居眠り客} 俺は食べて…ない…のか? 自分がわからーーーーーん!! {カリユ} 私じゃありません! {気弱な旅人} ひひひひひどい…! {カップル 男} 俺じゃないってば! {カップル 女} バカバカしいわ (*24) {キザなマスター} とりあえず解決だな 報酬はキッチリこいつに払わせるからオフィスで受け取りな (*25) {キザなマスター} 俺が犯人なんて冗談じゃないぜ… {常連客} これからはうかうかとエビフライが注文できなくなるな {居眠り客} でも、ひとつ言っておく俺は本当に食べてないぞ {カリユ} やってないのに疑われるのってツライよ… {気弱な旅人} たたたたすかりました… {カップル 男} なんか釈然としない… {カップル 女} あー、面白かった結局、犯人は誰だったのかしらね (*26) {キザなマスター} やれやれ…犯人扱いか… {常連客} たかがエビフライごときで…! {居眠り客} う…ううぅ… {カリユ} こんなことなら本当にエビフライを食べたかったよ… {気弱な旅人} …うっ…ぐす… {カップル 男} 他のギルドだったら真犯人がわかったかも…! {カップル 女} もう少し面白くなると思ったけどつまらない結果になったわね (*27) {キザなマスター} これで営業再開だな {常連客} たかがエビフライされどエビフライ、かね {居眠り客} 確かに美味しいエビフライがこの場にあっただけ、だな {カリユ} 丸く収まってよかったわ! {気弱な旅人} 争いがお起きなくててよよよよかった… {カップル 男} そんなに美味しいエビフライなの? {カップル 女} バカバカしかったけどちょっと面白かったわ (*28) {キザなマスター} エビフライ1本でこんなことになるとはな {常連客} たかがエビフライで… {居眠り客} 俺のエビフライ…! {カリユ} エビフライが美味しすぎるのも問題なのね… {気弱な旅人} こここここわいいいいいい… {カップル 男} 事件を呼ぶエビフライ? {カップル 女} バカバカしい… 弔い酒と祝い酒 旅の宿 六剣亭 地下酒場 {キザなマスター} お、(ギルド名)いいところに来たな カザン奪還の祝いにこいつらが幻の酒を飲ませろとうるさいんだ こいつらの気持ちもわかるからもしよかったら協力してくれないか? {キザなマスター} クエストとして登録したこいつらから報酬を集めておくからよろしくな {常連客} 以前に一度だけこの店で幻の酒が出たことがある 聞いた話では大統領が素材を集めてきたとか… {居眠り客} 幻の…酒は…美味すぎる…うぅ…ん~むにゃむにゃ… {カリユ} 幻のお酒かぁ…私もちょっと興味あるかも {キザなマスター} 幻の酒を造るには2つの材料が必要になる ひとつはクマの手を1個もうひとつは魚の目を3個だこれらの入手は難しい… それが幻の酒と呼ばれる由縁だだがおまえたちなら大丈夫だろう {キザなマスター} 幻の酒を造るには2つの材料が必要になる ひとつはクマの手を1個もうひとつは魚の目を3個だ頼んだぞ 火球の核を集めて! 民家3 {さわやか剣士} うーん、困ったわねなくてもいいんだけどあったほうが安心だし… {さわやか剣士} どこかに落っこちてないかしら火球の核… {熱い剣士} 熱いハートがあれば燃料なんていらないぜ! {さわやか剣士} ねぇ、火球の核って知ってる? 燃料として重宝する素材なんだけど もし持っていたら3つ譲ってくれない? ウィスプが落とすんだけど私、どうもウィスプが苦手で…あはは… {さわやか剣士} 火球の核を3つよろしくね {さわやか剣士} ありがとうこれでようやく出発できるわ 『火球の核』を手渡した! {さわやか剣士} 世の中助け合いよね困ったことがあったら今度は私が助けるから! {さわやか剣士} 需要と供給助け合いの精神 報酬はクエストオフィスで受け取ってね 派手な羽を集めて! 広場 {町によくいる男} 今度こそ…今度こそミュルに思いを伝えるぞ…! {町によくいる男} あぁ…いかん…想像しただけで緊張してきた… {町によくいる男} 俺にはいますぐ派手な羽が5個必要なんだ すまん! つい…と、とにかく大至急持ってきてほしい {町によくいる男} 派手な羽でミュルのハートをゲットだぜ…! ………… …………あぁ、いや、なんでもない 派手な羽を5個持ってきてくれ 憧れのハントマン 広場 {新米のペンネ} まって~まってくださ~い はぁはぁはぁはぁ…(ギルド名)さんですよね? よかったぁ、やっと逢えたよ~ ほんの少し前の出来事… 俺の名はペンネ最近売り出し中のハントマン 俺は今…ある人を探してる {新米のペンネ} ここで待っていれば必ず帰ってくるはず…! そしたらサインを…いや、握手が先かな? そしたら突然…僕に才能を見出して 「君をうちにスカウトするよ!」 「えぇ~、急にそんな~」 「君の力が必要なんだ」 なんて言われたりして!!………… ………… って、うわぁぁぁぁ!?!?ほ、ほほ、本物!! はっはじめまして!僕、新米ハントマンのペンネっていいます! あ、あの…僕(ギルド名)さんの大ファンなんです! みなさんが起こした奇跡的な功績の数々…本当に尊敬してるんです! 僕、みなさんに憧れてハントマンになったんです!ああ、こうして会えるなんて! あの…せっかくだからみなさんの実力を身近に体験したいんです! 僕からの依頼なんてみなさんには朝飯前の仕事ですよね!? 朝飯前ですか?→はい {新米のペンネ} ですよねー!むしろ、簡単すぎて失礼になっちゃうかな… 朝飯前ですか?→いいえ {新米のペンネ} またまたぁ~そんなご謙遜を!本当は楽勝ですよね? {新米のペンネ} 依頼したいのは討伐です!やっぱり(ギルド名)といえば討伐ですもんね! 何を倒すかはオフィスで受理してからのお楽しみです♪ 不肖ペンネ、一生のお願いです!どうか、僕の依頼をズバズバっとやってください! それじゃあ、僕はみなさんの家の前で待っていますので! {新米のペンネ} みなさんの実力を身近に体験したいんです! どうか、僕の依頼をズバズバっとやってください! {新米のペンネ} えへへ、どうでしたか?僕の依頼の内容は! フロワロシードはレアなアイテムらしいですがみなさんなら楽勝ですよね! 報告、期待しています! {新米のペンネ} フロワロシードを3個持ってきてください! 報告、期待しています! {新米のペンネ} え? 集めおわったんですか?す、すごい!さすが(ギルド名)だ! 僕、もう、尊敬を通り越して崇めちゃいそうですっ! そうだ!僕が唯一持っているスキルをお教えしますっ! スキル『危機感知』を手に入れた! モンスターとの遭遇を予想できるようになりました {新米のペンネ} でも、(ギルド名)さんならこんなスキルなくても大丈夫なんだろうなぁ! よーし、僕もみなさんを目標にして、いつか有名なハントマンになるぞっ! {新米のペンネ} 僕、まだ新米なのでたいしたものではありませんがお礼をオフィスに託しました! これからも応援しています!頑張れ、すごいぞ、最強だ!(ギルド名)ーーっ!! {新米のペンネ} ああ、(ギルド名)さん!もう一度逢えてよかったです これから僕もみなさんのようになるべく旅に出ることにします またどこかでお逢いしましょうでは、失礼しますっ! 俺の名はペンネ最近売り出し中のハントマン今から旅に出る だが、今までの俺とは違う今の俺には目標ができたのだそれは―― {ペンネの仲間} ペンネもう心の準備はできたか?みんな、おまえ待ちだぞ {新米のペンネ} …ああ、バッチリさ! (ギルド名)に憧れるだけじゃなくて近づいてみせるんだ! {新米のペンネ} …ところでギルド名ファンクラブを作ったんだけど、入らない? {ペンネの仲間} …お前なぁ…… 兄からの手紙 民家1 {兄想いの少女} おにいちゃんからまたお手紙がきたのうれしいなぁ… それでね私もお返事を書いたんだけど おにいちゃんがどこにいるかわからないから届けられないんだ… {兄想いの少女} おにいちゃんにお返事を届けたいなぁ… {兄想いの少女} わぁ…!依頼を受けてくれたんだねどうもありがとう! ラッキーズっていうギルドに所属してる私のおにいちゃんに もしどこかで会ったらこのお手紙を渡してほしいな よろしくおねがいします! 『少女の手紙』をあずかった! {兄想いの少女} おにいちゃん、どこにいるかな? あ、忙しかったらわざわざ捜さないでいいから ハントマン同士きっとどこかで偶然出会うよ 戻る
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概要 RPGではおなじみのモンスター、何かとズレたモンスターの多い本作でも出演。 闇の世界第1階層中央部の塔、闇の世界第2階層上層部に登場。 全体的に能力値が高く、お約束の様に炎を吐いてくる。 事前に洗礼を受けているとはいえ、二体で現れたりするとやはり危険。 戦士 ドラゴンキラーとかそういうモノは無いので素直に殴ろう。 最悪でも2ターンで仕留められないとレベル不足。 魔法使い 魔法がとことん通用しないので強敵。 コイツとさんじゅうきのいるエリアはさっさと突破して、 その先でレベル上げをするのが無難。 ステータス HP 180 MP 0 攻撃力 65 防御力 15 素早さ 43 経験値 22 ゴールド 99 関連項目 ハイドラゴン アイスドラゴン